今回はFCL製のLEDヘッドライトバルブ、Hi, Lo,フォグ、バックアップランプ、ウィンカーなどのバルブをLEDに変えるというご依頼でした。部品などはすべて持ち込みですので事前に弊社にて確認は行っておりません。今回はこれが後々問題に・・・。



こちらがその他のお客様がご用意したバルブたちです。基本的にFCL社製のようです。



今回の作業では純正のHIDバルブからの交換なのでバラストなども合わせて交換になります。

その為、バンパーを外し、ヘッドライトを外します。

上記の写真は取り外したヘッドライト裏。すでに配線がごちゃごちゃしてますね。イカリングなどの加工済みヘッドライトに交換してあるため配線がいっぱいいます。通常HiはHIDではないんですがこの車両は加工してHIDがついていました。

今回LEDに交換しようと試みたんですがHID仕様にした加工のため不可能でした。

どうにかできないか色々試行錯誤してみたんですが物理的に不可能な加工がしてありヘッドライトを割らなければどうしようもないということがわかり断念。

それ以外にも色々とありまして・・・。

お客様曰く年式適合品を購入したとのことでしたがフロントように購入したウィンカーバルブが付かないんです。

長い。あと１ｍｍくらい短ければ付くんだけど。

余談ですがLEDバルブ交換時に『ピンチ部違い』って聞いたことありませんか？トヨタのウィンカーバルブについてはT20という計上が使用されていますがフロントはT20ピンチ部違い、りやはT20となっているんです。

これは何かというとバルブが抜けないように作られている突起部の形状というか位置が違うんです。

無理やりつけてしまうとだとれなくなってしまったり破壊してしまう可能性があるのでフロントは同じT20でもピンチ部違いを使用するようにしましょう。

話がそれました。バルブがつかないのはフロントのウィンカーバルブだけではなく、リヤのバックアップランプもあと数ミリ短ければ付いたんですがダメでした。



これはフォグにLEDバルブを取り付けた状態です。純正のコネクタと形状が違うため純正のコネクタを移植。これでスマートになりました。

LEDバルブ購入時は形状が適合してあることはもちろん大切ですが全長がどの程度長いのかも確認しておくと確実です。

後々確認したらウィンカーバルブ、バックアップランプバルブは適合確認済みとはなっていませんでした。

あと、ハイフラ対策で購入されたリレーも形状が違うため取り付けできませんでした。

ハイフラ対策ではリレーを使用するのではなく、抵抗をそれぞれに入れる必要がありそうですね。